昭和元禄落語心中のドラマが盛り上がってきました。
第4回目は物事がなかなか進まなくてイライラしたりモヤっとしたり、最後には泣いてしまう展開でした。
寂しがるみよ吉
落語にのめり込む菊比古
客には受けがいい助六
3人3様の心模様が複雑に絡み合い、原作を知っていてもハラハラさせられました。
昭和元禄落語心中第4話の見どころ
菊比古と会えなくて寂しがるみよ吉
この頃の菊比古は「廓噺の菊比古」と呼ばれ、落語が面白くてたまらない時期。
暇さえあれば落語の練習をしていたい。
それはみよ吉と会っていても。
心はいつも落語をが中心になっているため、みよ吉は会っていても心寂しい。
今までの男ならちょっと寂しさを見せれば可愛がってくれるのに、菊比古はそんなそぶりも見せない。
今更ながらそんな男を好きになった自分が憎くなる。
そんなみよ吉を見守る助六…
三角関係はどんどんこじれそうになります。
みよ吉を気にしながらも落語にのめり込む菊比古
一方の菊比古は言うと、「落語は向いてないかもしれない」と落ち込んでいた頃が嘘のよう。
話す落語がどんどん客に受ける。
自分は廓噺が向いていると自信を持ったことで、どんどん落語を覚えていく。
みよ吉との逢瀬を重ねても、さっさと練習のために家に帰ってしまう。
みよ吉が寂しがっていてもどうしようもない。
落語を覚えたいから。もっと落語が上手くなりたいから。
そんなある日、落語「死神」を知ることになる。
これぞ運命の出会い。
後々の与太郎が八雲の「死神」を聞いて惚れ込んだ伝説の落語
それが「死神」
八雲師匠の「死神」はここから始まったのです。
客には受けるのに協会の評判が悪い助六
助六はと言うと、客には大人気。
笑わせる落語の助六は、高座に出るといつでも話題をさらってゆく。
しかし本来の性分からか、協会のガチガチなルールに縛られるのが大嫌いな助六。
先代の八雲師匠に怒られるどころか、協会の会長にさえ煙たがれる存在。
助六の言い分は
「落語は変わらないといけない
客が求めているものに答えなければならない
落語が生き残るには変わっていくことが必要」
「しかし、変わらないものも必要
これは自分にはできない
だから、これはボンの役目
2人で落語の生き残る道を作ろう」
落語が好きすぎて、その情熱が師匠達には伝わらない。
もっと上手く立ち回れば…
と思うけれど、そういかないのが助六。
もっとやり方があるだろう
って、なんどもテレビの前で言っていました。
次回の助六とみよ吉はどうなってしまうのでしょう?
次の放送は11月9日(金)22時からです。
![]() |
|